永木三月のテイスティングログ: たった3つの具材で作れる「ふわとろ親子丼」(鑑賞会まかないレシピ)

2015年10月25日日曜日

たった3つの具材で作れる「ふわとろ親子丼」(鑑賞会まかないレシピ)


こんにちは。テイスティング専門家永木三月です。

最近の味覚鑑賞会では「まかない」と称して、会で取り扱ったものにちなんだ料理をお出ししています。 
先日の「卵食べ比べの会」では、全6種類の卵を食べ比べました。(まだ読んでない方はこちらをご覧ください!) 

卵会の「まかない」では、鑑賞会で扱った「ヨード卵」「長生アローカナ」「渚おうはんの卵」「彩美卵 輝」という4種の卵を使って、4種類の親子丼を作りました。 
今回の記事ではその時使ったレシピをご紹介します。ふわとろの親子丼が誰でも作れる簡単レシピです。 

なお、撮影では小鍋を使っていますが、もっと浅い鍋の方が理想的です。小さいフライパンや、浅い行平鍋があればそちらでどうぞ。
それでは早速作って行きましょう。 


材料(1人前) 

・卵……2つ
・鶏肉…100g
・つゆ(以下材料)
 昆布だし40cc
   醤油 大さじ1
 みりん大さじ1  
 砂糖 小さじ1  
 酒  小さじ1
・みつ葉…少々
・ご飯……丼一杯 


作り方

1 下ごしらえ 


卵   ⇒小さいボウル等に割り入れ、軽く溶いておく(※1) 
鶏肉  ⇒一口大に切る。 
三つ葉 ⇒鶏肉のサイズに合わせて切っておく。 
つゆ  ⇒全て合わせておく(※2)  

※1 溶きすぎると白身が細かくなって、とろっとした半熟の白身に仕上げるのが難しくなります。逆にこの食感が苦手な人は、よく溶いてしまって構いません。 
※2 昆布だしがない場合は、水40ccで合わせておき、昆布を別に準備しておきましょう。ない場合はそれでも構いません。  


2 つゆを温める  



1で作ったつゆを親子鍋、口径の小さなフライパンなどを使って弱火で温めます。  
1でつゆを水40ccで合わせた場合は、昆布も一緒に入れてから火にかけます。  


3 鶏肉に火を通す  



つゆが一煮立ちしたら鶏肉を入れて、弱火で火を通します。2で昆布を入れた場合は、煮立った時点で取り出しておきます。  

側面まで色が変わってきたら裏返して、満遍なく火を通します。合計2分弱くらいが目安でしょう。心配なら味見してください。火を入れ過ぎるとぱさつくので気をつけましょう。  


4 卵を溶き入れる  


一旦中火にして、鍋のふちから中心に向かって渦をまくように卵を溶き入れ、蓋をします。
一呼吸(※3)おいたら火を止め、30秒ほど蒸らします。黄身は仕上げ用に少し残しておきます。  

※3 ここの加減は難しいです。蓋をしても中が見えるのであれば、とろとろの白身が半分色づいた辺りで火を止めましょう。鍋が温まっているので、火を止めても卵は加熱されます。保温性の良い鍋なら、ほとんど余熱だけでも十分加熱できると思います。


5 仕上げ  


蓋をあけて、残しておいた黄身をつや出しに加え、切っておいた三つ葉を散らします。再度蓋をして、一分ほど蒸らします。  


6 盛りつけて完成!  

蒸らしている間に丼にご飯を盛り、鍋を揺すって滑らせるように具を乗せたら完成です。つゆだくになるのが苦手な方は、穴あきお玉などを使ってよそうと良いでしょう。

一玉500円の卵「彩美卵 輝」を使って作った親子丼(画像は1.5人前です)

料理のコツ   

卵の加減が少し難しいですが、上手く出来たときの味わいは抜群です! 
生っぽさが残りすぎる場合は、白身を鍋のふちに寄せて、火が入り易くします。逆に火が入りすぎる場合は、火を早めに止めて、余熱で火を入れることを心がけましょう。

昆布はなくても構いませんが、水出し(昆布を水につけて数時間置いておく)なら簡単に取れるので、余裕がある時には一手間かけてみるのをお勧めします。旨味たっぷりに仕上がります!   

タマネギやネギは入れないシンプルな作りですが、その分三つ葉は少しフレッシュ感を残して目立たせています。こちらも良いアクセントになるので、ぜひ用意してみてください!

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